Reform Column
リフォームコラム
Vol.47 壁紙(クロス)張替えリフォームを成功に導くデザインの選び方
家において来客のイメージを左右しやすいのが、壁紙(クロス)のデザインです。また、住まわれている方も、クロスの色やデザイン一つで、居心地が変わってしまいます。
選ぶのは何となく簡単に感じるかもしれませんが、たくさんの色やデザインから1つを選ぶのは大変な作業だと言えます。
今回は、壁紙リフォームの際に失敗しないためのポイントについてまとめました。
基本の色を設定する
部屋の中で最も広い面積を取るアイテムがクロスです。そのため、ただただ奇抜な色をあちこちに利用するのはオススメしません。色の選び方としては、家にある家具やテレビなどとのバランスを見ると良いかもしれません。そのためにもサンプルはなるべく大きな物を利用して、俯瞰して見られるようにすることがオススメです。クロスの色の選び方にもいくつかポイントがありますので紹介します。
暖色系か寒色系か
まずは色の選び方として、暖色系や寒色系という観点から選んでみても良いかもしれません。一般的に暖色系は温かみがあり、部屋が明るいイメージになります。対して寒色系の場合は爽やかさを演出することができます。
また部屋に設置したライトの光を浴びると、クロスがどのような色合いになるかを確かめると良いでしょう。ライトの色によって色合いがだいぶん変わってくることもあるので注意が必要です。
部屋を広く見せるためには「統一感」
壁紙を選ぶ際、家具などとの色合いに統一感を持たせることで部屋が広く見える効果があります。特に重要なのがカーテンとクロスとのマッチングです。また部屋が全体的に同じトーンの色で整っていることで、視覚から生じるストレスを感じにくくなります。
部屋ごとに色やデザインを変える
壁紙を選ぶ際のポイントとしては「部屋ごとにカラーやデザインを変えていく」ということです。家全体を同じ色合いで揃えるというのも悪くありません。ですが部屋によって用途が異なるように、壁紙も変えていくと言うのは自然な感じがしませんか?
例えば、普段から利用されやすいリビングの場合には飽きがこないデザインが良いでしょう。家具などにも合わせやすいベージュ系などがオススメです。
ダイニングの場合には、食欲を増進させる暖色系が良いです。オレンジや赤を利用するには少々勇気が要るかもしれません。なので、黄色やアプリコットカラーなどはいかがでしょうか。
また光が入りづらい部屋や場所には、普段の場所とは異なってワントーン明るい色を使ってみても良いでしょう。
部屋に個性をもたせることができるアクセントクロスというものもあります。アクセントクロスは、部屋の壁の一部分だけ別のクロスを貼って、部屋にアクセントをつける方法です。アクセントクロスは色合いによって、部屋を広く見せたり、落ち着く空間にしたりできます。
こうした手法も取り入れて、ご自身の望む空間づくりを目指してみてはいかがでしょうか。壁紙の選び方ひとつで家に対するイメージが変わります。少しでも相手に良い印象を与える壁紙、そしてご自身も満足のいく壁紙を選びたいですよね。
壁紙リフォームを検討されている方は、今回紹介したポイントを参考にしてください。より愛着のある家づくりのためにも、壁紙を上手に利用しましょう。