Reform Column

リフォームコラム

2016.03.28

Vol.25 大改造!「スケルトンリフォーム」ってなに?

一口にリフォームと言っても、壁紙を張り替えるような小規模なものから、家全体を作り変えるような大規模なものまで幅があります。今回は、リフォームの中でもリノベーションなどと共に耳にする機会が増えている「スケルトンリフォーム」について見ていきましょう。

 

そもそもスケルトンリフォームとは

No025_img01スケルトンとは「骨格」を指す英語です。
部屋や水回り設備といった部分的なリフォームではなく、家そのものを一旦骨組みだけの状態にして全面的にリフォームしていきます。
壁や天井も無くなるため、間取りもより自由に変えられる他、配管や配線といった部分も新品に取り替えられます。

 

スケルトンリフォームとリノベーションの違い

「家を全面的にリフォームする」という意味で、スケルトンリフォームはリノベーションと同じ文脈で語られることもありますが、厳密に言えば両者は違うものです。
リノベーションは、古くなった部分や壊れた部分を補修するだけでなく、ライフスタイルに合わせたリフォームすることで、建物の付加価値を高める目的もあります。
あくまで目的に重点が置かれた言葉であり、工事の過程でスケルトンリフォームを行うこともありますが、必須ではないのです。

 

スケルトンリフォームをしたほうが良いケースは?

目安の1つとして、物件の築年数があります。
築年数が15年を過ぎていれば、配管設備も老朽化していることが多いため、全面的な取替えを検討できます。
水回りの工事は配管が複雑であり、何度も床を開け閉めしながら工事することを考えれば、スケルトンリフォームが有利になるでしょう。

また、ライフスタイルや家族構成の変化があり、部屋の増改築や廃統合を考えるときも工事の自由度が高まるスケルトンリフォームがおすすめです。

 

コストや工期はどのくらい?

No025_img02骨組み以外の構造体を取り払ってしまうため、スケルトンリフォームには相応の費用がかかります。
部屋の広さや間取り、材料によっても変化しますが、安く抑えても60平方メートルで700万円、配管や配線が特殊な場合、これ以上になるでしょう。

工期の目安としては、100平方メートル以内なら着工後1ヶ月半~2ヶ月くらいで完成するのが一般的です。
ただし、その前の打ち合わせや契約がありますし、解体工事中に初めて分かる構造部もあり得ます。
こうした部分を加味すると、スケルトンリフォームをするには少なくとも半年前には動き始めたほうが良いでしょう。

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