Reform Column

リフォームコラム

2015.10.08

Vol.2 バリアフリーに重点を置いたリフォーム方法

No02_img01日本が高齢社会と呼ばれるようになってからしばらくが経ちました。世界保健統計2015によると日本の男女平均の寿命は84歳と発表されています。

平成26年の段階で日本国の総人口は約1億2708万3千人、うち65歳以上の人口は約3300万人、75歳以上ですと約1600万人とされています。

高齢化が進むにつれて、自宅のバリアフリー化の需要が増加しました。皆さんの中にも検討されている方がいるのではないでしょうか。

今回は自宅のバリアフリー化をする際に重要になってくるポイントについてご紹介します。

 

住みなれた家でいつまでも住むために

バリアフリー化された新築の物件は年々増えている傾向にあります。しかし長い間住んできた自宅を離れて新築に移り住むことに不安を覚える方も多いことでしょう。

そのため、自宅のバリアフリーリフォームを希望する方も少なくありません。

車イスで生活されている方、身体が一部不自由な方、病気をもたれている方など、さまざまなケースに合わせたバリアフリーリフォームがいまや可能となっているのです。

 

移動と作業のしやすさを考慮する

No02_img02バリアフリーリフォームの目的は、ご自宅での生活をより安全かつ快適に行えるようにし、生活の中で心のゆとりが生まれるようにすることにあります。

その中で特に重要になってくるのは、移動と日常生活における作業のしやすさでしょう。段差のない床や各部屋の壁に取り付けられた手すりは、まさにその例の一つと言えます。 また、洗面台やキッチンの高さを低くして使いやすくするリフォームも人気となっています。

家庭内の事故の心配もなく、日常生活の作業に不便を感じないようなリフォームこそが理想のバリアフリーリフォームと言えるでしょう。

 

各ケースに沿ったリフォームを考える

ひとえにバリアフリーリフォームといっても、お住まいになる方の状態によって必要になってくるものは異なります。

認知症高齢者のためのリフォーム

認知症は知的な能力の低下とともに、階段を下りることができなくなるなど、身体的な運動能力の低下も起きてきます。そのため家族に認知症の方がいる場合は、手すりを早めに設置しておく必要があります。
認知症の場合は急激な環境の変化は混乱をもたらしますので、とくに住み慣れた自宅で暮らせる環境づくりが重要になってきます。

車イスの方のためのリフォーム

室内での移動と、外出がスムーズに行えるようなリフォームが重要です。そのために段差を解消するようなリフォームがとくに必要と言えます。

車イスの通行幅は一般に780mm以上とされています。また、転回のためのスペースは1700mm程度が基本になりますが、利用者の身体能力の差によって必要なスペースは異なります。さまざまな方のケースに合わせて、スペースは余分に考慮したほうが良いでしょう。

聴覚障がい者のためのリフォーム

高齢になっての中途失聴者や難聴者の場合、周囲とのコミュニケーションが急に難しくなり苦労する人が多いと言われています。 それを補うために身振り、筆談、空書(指で宙に文字を書く)など、さまざまな方法がとられます。それらコミュニケーションの方法によって住まいの改善点も変わります。
声や音が聞こえないことによる生活上の危険を排除するためのリフォームが必要になり、特に災害時などの速やかな外部とのコミュニケーション手段を確保しておかなければなりません。緊急時には激しく点滅するフラッシュベルの導入などが挙げられます。

また、聴覚障害者にとってもっとも重要になってくる五感は視覚といわれています。そのため、家の中は極力壁をなくし、死角を減らすリフォームがよく行われます。もしくは壁の一部を障子戸のように稼動できるようにれば、家の奥まで視線が通りやすいようになります。

 
 
以上バリアフリーに重点を置いたリフォーム方法になります。ご自宅をリフォームする際はぜひ参考にして頂けたらと思います。

リフォームショップセイズは、
性能とデザインを両立させた
フルリノベーションをメインに
展開しております。

リノベーションメニューはこちら

SNSでこの記事をシェアしよう!

  • facebook
  • LINE
  • twitter
コラム一覧へ

カテゴリー

月間アーカイブ

月間アーカイブ

TOP