Reform Column
リフォームコラム
Vol.16 猫と人間の両方が快適に暮らせる家とは?
リノベーションやデザイナーズマンションが普及していることから、家の内装を個性的にアレンジする方が少しずつ増えています。
そんな中で最近では、猫と一緒に暮らすことを前提として造られた家が、テレビで紹介されたりなどして注目を集めています。
人間と猫の両方が快適に生活できる家とは、どのようなものなのでしょうか。
今回は人間と猫が同じ家で生活していくためのポイントや注意点について紹介します。
猫が快適だと感じる場所と環境
まずは猫がどのような場所や環境を快適と感じるのか考えてみましょう。
一般的に猫は以下のような場所や環境を好むといわれています。
高い場所
猫は「好奇心が旺盛」「危険を早く察知できる」「ノミやダニを避けられる」などの理由から、好んで高い場所に行く修正があります。
そのため猫を家の中で飼う際は、猫用の通り道となる「キャットウォーク」やステップなどを用意すると、猫が喜んでくれることでしょう。
快適な気温
猫にはそれぞれ快適に感じる気温があり、短毛の猫は寒さに弱く、長毛の猫は暑さに弱くなっています。
家で猫を飼う場合は、その猫がどれくらいの室温を快適と感じるかを把握しておくことが大事なのです。
パーソナルスペース
猫は警戒心が強い動物であるため、ひとりでいられる自分だけの空間が無いと強いストレスを受けてしまいます。
家の中に何ヵ所か、猫が隠れられるような狭めのスペースを作っておくと、猫が受けるストレスを軽減させられることでしょう。
猫と一緒に暮らす際の注意点
猫と一緒に家で生活をする際は、飼い主である自分が困らないためにも、猫によって部屋の中が傷つけられたり汚されたりしないように注意しなければなりません。
それでは最後に猫を家の中で飼うときの注意点について見ていきましょう。
倒れやすい小物は飾らないようにしよう
たとえ室内であっても、猫はおかまいなしに棚から棚へと飛び移っていきます。
例えば、棚の上にガラスでできた小物や飾り物を置いていると、猫が動くときに床に落ちて壊れてしまうので、棚の上には倒れやすい物を置かないようにしましょう。
同じようにテーブルの上にもできるだけ物を置かないようにして、常に整理整頓を心掛けておくことが大事です。
爪研ぎと爪切りを用意しよう
家で猫を飼うときの悩みの種となるのが、爪によって壁や障子、網戸、ドアなどにつけられる傷です。
そこで、できるだけ猫に爪で傷つけられないように、障子を樹脂製にしたり、網戸にステンレス網を使ったりといった対策をとりましょう。
また爪研ぎによる傷が少しでも浅くなるように、定期的に猫の爪切りもしておいてください。
猫用のトイレを充実させよう
そしてもう1点、家で猫を飼うときに気を付けなければならないのがトイレです。
猫がトイレと違う場所で用を足してしまわないように、できれば複数の猫用トイレを家の中に配置しておきたいところです。
トイレの配置場所としては柱の影など、隠れながら落ち着いて使用できる場所に置くと良いでしょう。
また猫の体臭は放っておくと部屋の中にこもってしまうので「猫用トイレの近くに換気扇を取り付ける」「壁材に消臭効果がある素材(LIXIL「エコカラット」など)を使う」といった、体臭対策をしておくことも大事です。