Reform Column

リフォームコラム

2017.11.06

Vol.88 床をリフォームする際に注意しておきたいこととは

pixta_21876822_M毎日、人が歩く床。普段意識することはあまりありませんが、知らず知らずのうちに劣化していきます。フローリングであれば、たまにワックスがけなどをすることもあると思いますが、家具の移動などでついたキズや凹みはワックスで隠しきれるものではありません。キズや凹みがあまりにも気になる場合は、床をリフォームで張り替える必要があるでしょう。ここでは、床のリフォームをする際の注意点をいくつかご紹介します。

 

いろいろな床材がある!それぞれの注意点

一口で床と言っても、いろいろな床材があります。それぞれ特徴を持っていて、リフォームを機にそれまでと違う床材を使って、部屋の雰囲気を変えてみるのもいいでしょう。

まずは床材の特徴、注意すべき点を中心に紹介します。

 

フローリング

もっとも一般的な床材として知られるのが、フローリングです。木材を加工しているので、衝撃や水分に弱い特徴があります。また表面にキズや凹みができやすく、定期的なメンテナンスが必要で、リフォームの目安は約10年ほどだと言われています。

 

クッションフロア

ビニールでできた床材です。素材自体はビニールのため、水には比較的強いですが、熱には弱い特徴があります。熱湯や直射日光によって変色するケースもあるので、注意が必要です。

 

カーペット

カーペットは、繊維質の床材です。そのため水に対する耐性が弱くなります。また使用しているうちに繊維がはげたり、繊維のすき間に汚れやほこりが溜まったりして、汚れやすいという特徴があります。だいたい5年に1度の目安で張り替えをする必要があります。

 

タイル

陶(焼きもの)でできた床材です。水分には強いですが、強い衝撃を加えると割れてしまうことがあります。メンテナンスと張り替えのタイミングの見極めが難しく、タイルが割れたり、剥がれたりしたときにはすぐに専門業者に相談するなどしましょう。

 

床材の選び方

いろいろな種類がある床材は、適材適所で選ぶ必要があります。また、ペットを飼っているなど、生活スタイルによっても適した床材が変わってきますので注意してください。

 

犬やネコなどのペットを飼っている家庭の場合、フローリングやタイルなどの堅い床材にしてしまうと、ペットの足に大きな負担を与えてしまいます。床材選びは慎重におこないましょう。ペットの足への負担が少ないフローリングなどもありますのでご検討ください。

 

介護を必要とする方とお過ごしの方は、万が一転倒したときのことを考慮した床材選びをする必要があります。フローリングやタイルは比較的滑りやすく、転倒したときも材質的に堅くなっていますので、頭を強打した際に大きなけがを負う危険があります。カーペットなどの柔らかいものを選ぶといいでしょう。車いすでも使いやすくなっているカーペットもありますので、そのような床材を選ぶようにしてください。

 

また、トイレや台所などの水回りには水分に強い床材を使用するなど、部屋の用途に合わせた床材を選ぶようにしましょう。

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床をリフォームすると部屋の雰囲気ががらりと変わります。部屋のイメージを変えることを大きな目的とすることもいいですが、リフォームを機に家の中にある段差をなくすなどのバリアフリー化も合わせて行うことをおすすめします。

床をリフォームして部屋の雰囲気と利便性を同時に改善するのが良いかもしれません。

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