Reform Column

リフォームコラム

2017.08.21

Vol.77 リフォームで手すりをつけたい場所とその際のポイント

pixta_18439051_Mお年寄りや体の不自由な方の生活に手すりは必要不可欠な設備です。日常で体を支えるという役割だけではなく、それを使って歩く練習をして体力を回復させたり、筋力を維持したりとリハビリにも役立ちます。リフォームをして自宅に手すりをつけたいという方も多いことでしょう。

ここでは、リフォームで手すりをつけようとお考えの方に、手すりを付けると便利な場所や、その際のポイントを紹介します。

 

リフォームで手すりをつけておきたい場所

玄関

玄関には最初の段差があります。靴を脱ぐ場所から廊下に上がる位置に手すりをつけることで、段差によるつまずき事故を大幅に減らすことができるでしょう。また、仮につまずいても手すりで体を支えることができるので、大きなケガを避けることができるかもしれません。

垂直方向に取り付けるタイプの手すりがあり、立ち上がったり腰をおろしたりするときに便利です。また壁ではなく、床や玄関台に取り付けるタイプのものもありますので検討してみてはいかがでしょうか。

 

寝室

車いすからベッドの移動、ベッドから立ち上がるなど、意外と大変な作業であるのが寝室です。手すりがあることでそれらの動作を安心しておこなうことができます。ベッド脇や寝室への出入り口に手すりを取り付けてあげましょう。

 

トイレ、浴室

車いすから便座に腰を移動する際、もしくは便座にゆっくりと腰おろす際に、手すりがあると非常に便利になります。また、立ち上がる際にも手すりは必要になりますから、トイレには手すりを付けるべきだと言えるでしょう。座ったり立ち上がったりのためには、垂直方向の手すり、車いすから便座への移動には水平方向の手すりが役立ちます。それら2種類の手すりが一体化したL字型の手すりがありますので、トイレに手すりを設置する際はL字型の手すりをおすすめします。

 

浴室の出入り口、浴槽に出入りする位置、浴槽の中、シャワーの脇などに手すりがあると安心です。浴室は濡れていて足を滑らせる危険性が高いですし、浴槽では水平に近い姿勢になることが多いため、体を起こす際の手すりは必要不可欠と言えるでしょう。

 

廊下、階段

廊下は比較的物が少なく、体を支えるものがあまり置かれていないのではないでしょうか。そんな廊下を歩くときにつかまるものがあることで転倒事故を予防することができます。

 

転落防止のためにも当然階段にも手すりをつけるべきですが、その際のポイントは昇降により利き腕方向がかわることや、片側の腕が使えなくなる可能性も踏まえ階段の両サイドに取り付けることです。

(昇降時で利き腕の方向が変わる為、この利き腕の話は必要ない。)

チェック

以上が最低限手すりを取り付けておきたい場所になります。このほかにも、キッチンやリビングルームなど、必要に応じて取り付けてあげれば高齢者や体の不自由な方にとって、より生活しやすい家になることでしょう。

ここで紹介したことを参考にしてぜひ手すりの設置をご検討ください。

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