Reform Column
リフォームコラム
Vol.104 明るい住まいを作ろう!照明リフォームのポイント
内装や間取りなどはリフォームをする際に特に注目して検討するものであると思いますが、案外忘れがちなのが照明です。
照明はその家の利便性や雰囲気を大きく左右する重要な要素。内装や間取りにこだわっても照明に失敗すると、使い勝手が悪くなったり、お部屋の印象が悪くなったりしてしまいます。リフォームをする際は、照明についてもしっかり考慮しておく必要があるといえるでしょう。ここでは、押さえておきたい照明リフォームのポイントをご紹介します。
内玄関やトイレにはセンサー付きの照明にしよう
内玄関やトイレなど、電気をつけたり消したりが頻繁な場所には、センサー付きの照明を取り入れることをおすすめします。
内玄関に導入すれば、荷物を持って帰宅したときでも、わざわざ荷物を置いてスイッチを入れる必要がありません。部屋に入って内玄関に人がいなくなれば、センサーがそれを感知してスイッチを自動でオフにしてくれるので、わざわざスイッチを切るために玄関まで戻ってくる必要もなくなります。
トイレに導入すれば、トイレの照明でよくある消し忘れをなくすことができます。
そのほか、ウォークインクローゼットなど、電気のオンオフを頻繁におこなう場所にはセンサー付き照明の導入をおすすめします。
キッチンの照明は作業しやすいように設置しよう
キッチンは火や刃物を使う場所です。そのため照明の位置や明るさに気を付けないと、手元が暗くなって思わぬケガや事故につながってしまう危険があります。
天井に照明をつける際は、吊戸棚などの扉が開いてもぶつからないように寸法を調べておくのはもちろん、キッチン全体をしっかり照らせるように拡散光の照明にするなどしましょう。
ただ、天井付けの照明だけでは自分が立ったときに影ができてしまい、手元がよく見えなくなってしまいます。ですので、キッチンには天井付けの照明のほかに、流し台やコンロを照らすための手元灯の設置をするといいでしょう。おしゃれなものにしたいのであれば、スポットライトタイプの手元灯もあります。また、手元灯は、前項で紹介したようなセンサー付きのものにすることがおすすめです。センサーに手をかざすだけでいいので、料理中の手を汚すことなく、また、洗剤がついた手であっても、電気のオンオフをおこなうことができます。
リビングの照明はオシャレなものに
リビングは人が大勢集まる場所です。時には友達やお客さんをもてなす場所になることもあるでしょう。そのため、リビングの照明はある程度の明るさを持った実用性があるものにすることのほかに、オシャレなものにすることもポイントになります。
LEDを使ったシーリングライト(天井付けの照明)だけを設置するのではなく、壁際などに明るさの調節ができる小さめの照明を設置することで、リビングをオシャレな雰囲気にすることができるようになります。壁際の照明は昼光色のものではなく、オレンジ色っぽい電球色の電球を使うと、壁や家具などの質感を活かすことができるようになるのでおすすめです。
スタンドタイプの間接照明などもリビングにオシャレな印象を与えてくれます。また、シーリングファン(天井につける扇風機)タイプのものを導入すれば、リビングにリッチな印象を与えてくれますよ。
照明は家の利便性を向上させたり、オシャレな雰囲気を作ったりするためのインテリアのひとつです。リフォームする際には照明についてもしっかり考えるようにしましょう。