Reform Column

リフォームコラム

2016.08.19

Vol.42 知っておきたい、50代や60代がリフォームする理由とは?

No042_img01_600x400最近では50代、60代の方々がリフォーム・リノベーションを行うことが増えています。

平成27年に発表されたデータではリフォームを行った施主のうち28.0%が50代、37.6%が60代という結果が出ています。つまりはリフォームを行う方の半分以上が50代もしくは60代なのです。

シニア世代がリフォームを行うのはなぜでしょうか。今回は50代60代がリフォームを行う理由や目的について年代別に見ていきます。

 

50代がリフォームする理由

親世帯との同居と介護を考慮したため

親世帯との同居もしくは自身の老後を考えることで、バリアフリー化を主眼に置くリフォームを行う方が多くみられます。リフォームの内容としては、室内の段差を解消したり浴槽や便器をバリアフリー仕様にするなどが挙げられます。

子どもとの二世帯同居を考えたため

50代の方々の中には、子ども世帯との二世帯同居を考慮したリフォームに取り組む方も多い状況です。親世帯と子世帯のライフスタイルや生活リズムが異なる場合が多いため、特に同居タイプ(完全分離・部分共有・完全同居)を慎重に検討した上でリフォームに臨みます。
また子ども世帯と同居しなくても、世帯の交流の場を築くためのリフォームも行われます。例としては、家族みんなが集まって食事ができるダイニングや一緒にくつろげるリビングなどです。これらを実現するために、特定の部屋の間取りを大きくするケースもあります。

 

60代のリフォーム理由

維持や管理をしやすくするため

子どもが独立した後、長い老後のことを考慮すると家に求めることが変わってきます。特に求められるのが、掃除や手入れといった「維持・管理のしやすさ」です。
例えば雪の多い地域では、除雪の負担を減らすためにロードヒーティングなどを屋根に取り入れるリフォームを行うこともあります。
また設備に関しても、安全面などを考慮してオール電化に変更するというケースもみられます。

一人の時間や空間が欲しいため

定年を迎えた夫婦にとって、趣味を楽しむ部屋作りもリフォームの需要を高めている要因になっています。夫婦2人の時間が長くなる一方で、個別の空間を求める声が強いのです。男性の場合は書斎など、女性は茶室などをそれぞれに楽しめる部屋を設けることが多くなっています。

「2.5世帯」同居を考えるため

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基本的に二世帯と言われるケースは「親世帯+子ども世帯」を指します。近年急速に進んでいるとされる晩婚化・非婚化・離婚率の上昇の影響で、30代40代の単身者が増えています。そうした単身者を含めた「親世帯+子ども世帯+親世帯の娘(息子)」という2.5世帯同居も増えてきているのです。
各世帯が住みやすい環境づくりのために、リフォームされることが増えています。

 

50代60代がリフォームを決断するには、さまざまな理由があるのです。
まだまだ先のことだと考えずに、今回の記事を参考に今後のライフプランや家作りを検討されても良いかもしれません。
先を見据えたリフォームを行って、今後の生活の不安を解消するのはいかがでしょうか。

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