Reform Column
リフォームコラム
Vol.131 外壁リフォームの際は塗料にこだわろう!
外壁は外から見たときの家の印象を左右するものです。「見栄えのいい家にしたい」と考えているのであれば、外壁リフォームを検討するといいでしょう。
外壁リフォームの際に意識してもらいたいのが、外壁に使う塗料です。一口に塗料と言ってもさまざまな種類があり、それぞれ持っている特徴が違います。
ここでは、外壁リフォームするならこだわりたい外壁の塗料についてご紹介します。
外壁塗料の種類
外壁塗料にはいくつかの種類があります。
・アクリル系塗料
・ウレタン系塗料
・シリコン系塗料
・フッ素系塗料
・遮熱塗料
・光触媒塗料
それぞれ価格や耐久年数などが変わってきます。それぞれの特徴について見ていきましょう。
アクリル系塗料
アクリル系合成樹脂を主成分にした塗料です。価格が安いことが大きなメリットとしてあげられます。また発色が良いので、華やかな印象の外壁に仕上げることが可能です。
ただし、耐久性が弱く、塗り替えの頻度が高いというデメリットがあります。
耐久年数:4~7年
価格目安:60~100万円
※価格目安は20~30坪程度の2階建て住宅を想定しています(以下同じ)
ウレタン系塗料
ウレタン系合成樹脂を主成分にした塗料です。ウレタン系塗料最大の特徴は、柔らかさ。密着性が高いため、どのような形状の場所にもまんべんなく塗ることができます。耐久性や耐水性などにも優れており、価格もそれほど高くありません。全体のバランスに定評がある塗料であると言えるでしょう。
しかし、変色しやすいというデメリットがありますので、その点は注意が必要です。
耐久年数:7~10年
価格目安:75~120万円
シリコン系塗料
現在外壁塗料として最もよく使われているのが、シリコン系塗料です。汚れにくく、耐久性が高く、また仕上がりの良さにも定評があります。
価格が少々高くなりますが、耐久年数がほかの塗料と比較しても長いため、コストパフォーマンスとしてはかなり高いと言えるでしょう。
耐久年数:12~15年
価格目安:80~140万円
フッ素系塗料
フッ素系塗料は航空機の外壁にも用いられる塗料で、対候性や耐久性はずば抜けています。気候の変化の激しい地域の住宅の外壁におすすめですが、一般的に住宅の外壁としてはあまり使われていません。
ただ弾性が低いためひび割れが入りやすく、また価格もほかと比較してかなり高いものになっています。
耐久年数:15~20年
価格目安:150~250万円
遮熱塗料
赤外線を反射し、外壁の表面温度を抑える機能に特化した塗料です。遮熱機能があるので住宅の断熱性を高めることができ、冷暖房の効果を高めることができます。
耐久年数はシリコン系とあまり違いがありませんが、機能が付加されている分、価格が少し高めです。
耐久年数:12~15年
価格目安:130万円ほど
光触媒塗料
太陽の熱でカビや汚れの分解を行い、雨水でその汚れを洗い流すことができる機能を持った塗料です。耐久年数が高く劣化に強いですが、価格は高めになっています。
汚れにくい外壁にしたい方におすすめです。
耐久年数:15~20年
価格目安:130万円ほど
外壁塗料にはさまざまな種類があります。耐久年数や価格が異なってきますし、仕上がりも違います。ここで紹介したことを参考にして、自分が思い描く理想の外壁になるよう、塗料選びからこだわってみてはいかがでしょうか。