Reform Column
リフォームコラム
Vol.128 フローリングの床をカーペットにリノベーションするメリット4つ
「フローリングが傷んできたから、そろそろ床をリノベーションしようかな」とお考えの方には、床をカーペットにしてみることをおすすめします。「カーペットはダニが発生しやすくなるんじゃない?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかしカーペットのほうがハウスダストなどが発生しにくいということが分かっており、最近ではフローリングからカーペットに変更するという方が増えているのです。
ここでは床をカーペットにすることのメリットを4つご紹介します。
カーペットのメリット① 断熱性が高い
カーペットは断熱性が高く、冬場に素足で家の中を歩いていても寒さを感じにくいです。暖かい空気は上に集まる性質を持っています。そのためフローリングの場合、いくら暖房をかけても床が冷たくなってしまって、冬場は家の中にいても靴下を履かなくては生活できないというようなことがあると思います。
しかしカーペットは断熱性が高いので足元が暖かくなりやすく、冬場でも快適に過ごしやすくなるのです。赤ちゃんがいるご家庭でも、安心して生活することができるでしょう。
カーペットのメリット② ホコリが舞い上がりにくい
「カーペットはハウスダストなどが発生して、アレルギーの原因になってしまうのではないか」と考えている方もいると思いますが、冒頭で紹介した通り、カーペットはハウスダストが発生しにくいということが分かっています。また、フローリングと比べても、ホコリが空気中に舞い上がりにくく、アレルギーになることも少ないです。
というのは、カーペット、特にウール素材のものは、ホコリなどを吸着するという機能を持っています。繊維に付着したホコリは空気中に舞い上がりにくく、むしろカーペットのほうがフローリングよりもアレルギーになりにくいのです。
カーペット内のホコリは吸引力の高い掃除機で吸い取ればいいだけですので、手入れも簡単です。
カーペットのメリット③ 床が柔らかくなって安全性が増す
カーペットにすることで、床が柔らかくなります。小さな子どもや高齢の両親と一緒に暮らしているなどであれば、万が一転倒した際の怪我のリスクを軽減させることができるでしょう。
カーペットのメリット④ 高級感が出る
カーペットにはいろいろな柄や色、デザインがあり、こだわって選ぶことで部屋全体に高級感を出すことができます。ホテルなどでもカーペットが使用されていますが、ホテルのような雰囲気を自宅に再現することができるということです。
自分好みの柄や色、デザインのものを選び、理想とする雰囲気づくりをしましょう。
リノベーションで床をカーペットにするのであれば、天然ウール素材のものがおすすめです。天然ウールは撥水性が高く、万が一飲み物をこぼしてしまったときにも、水分を弾きやすくなります。そこをおしぼりなどでトントンと叩くようにして水分を吸い取れば、汚れになることも少ないです。
いろいろなメリットがあるカーペット。床のリノベーションをする際の選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。