Reform Column
リフォームコラム
Vol.110 耐久性がある!リフォームでサイディングを採用するメリット
従来までは、住宅の外壁はモルタル壁に塗料を塗布して仕上げる工法が主流でしたが、近年ではサイディングと呼ばれる工法で外壁を仕上げることが多くなってきました。
外壁にサイディングを採用することにはいくつかのメリットがあり、リフォームで外壁をサイディングに張り替える方も増えています。
ここでは、近年人気が高まりつつあるサイディングの特徴やメリットについてご紹介します。
サイディングとは
サイディングとは、外壁に使われる外壁材のことです。サイディングボードと呼ばれる板を建物の骨格に張り付けて仕上げることが特徴です。張り付けたサイディングボードはシーリング材(建物の防水性・気密性をキープするために、つなぎ目や隙間に使用する材料)でつなぎ合わせることで、外壁を作っていきます。
サイディングボードはセメント質と繊維質を原料に作られ、モルタルに比べて耐久性が高いなどのメリットがあります。
サイディングのメリット
サイディングにはたくさんのメリットがあります。
仕上がりのイメージが湧きやすい
サイディング工法では、すでに完成しているサイディングボードを張ることで外壁を形成していくことになります。すでにできあがっているサイディングボードを確認することができるので、仕上がりのイメージが湧きやすくなるのです。
モルタルに比べヒビが入りにくい
モルタルはヒビが入りやすいという難点がありますが、サイディングは耐久性が高く比較的ヒビが入りにくいというメリットがあります。
施工ミスが少ない
外壁の塗装は高度な技術が必要とされ、塗装業者によってその仕上がり具合に差が出てきます。しかしサイディング工法は、すでに完成しているサイディングボードを張り付ける作業だけになりますので、業者による仕上がりの差が出にくく、比較的施工ミスが少なくなります。
耐久性が高く、機能面でも優れている
サイディングボードはセメント質と繊維質を主な原料としています(木質系サイディングボードを除く)。耐用年数が10年を超えるものもあり、また防水性や遮熱性など機能面でも優れています。
デザインが豊富
サイディングボードは主にセメント質と繊維質を原料に作られていますが、そのほかに金属、木質などを原料にしたサイディングボードもあり、デザインも豊富です。豊富なデザインの中から自分の思い描く理想のサイディングボードを選ぶことができます。
施工時間、費用が抑えられる
サイディング工法はサイディングボードを張り付ける作業が主な工事内容になりますので、作業が比較的簡単で、短時間、低コストで施工することが可能です。
サイディング工法は現在、外壁塗装の主流になりつつあります。たくさんのメリットがあるサイディング。外壁のリフォームを考えている方は、それを機会にサイディングの採用を検討してみてはいかがでしょうか。