Reform Column
リフォームコラム
Vol.91 住みながらリフォームする「在宅リフォーム」の注意点とは
通勤や通学、退去で発生するコストなどから、できるだけ住みながらリフォームを済ませたいと考える方は。
ここでは、住みながらリフォームをする「在宅リフォーム」の注意点についてご紹介します。
日常生活を確保すること
住みながらリフォームする場合、リフォームの間は対象となる場所が使えなくなるということをしっかり想定しておかなければいけません。
キッチンをリフォームする場合
キッチンは、毎日の暮らしで必ず使用する場所です。
料理をしなくてもしばしば使う機会があるため、この機能を失った途端に困ってしまう人も珍しくありません。
さらに、キッチンのリフォームは大きさによっては工事が2日以上かかるケースもあります。
キッチンのリフォームで2日以上かかると予想される場合は、仮設の簡易的なキッチンを用意してもらうことをおすすめします。
お風呂をリフォームする場合
ユニットバスのお風呂を交換する場合、基本的に2~3日かかると予想されます。
1日目に解体、2日目に新しいお風呂を設置しますが、場合によっては3日目まで設置作業が続くこともあります。
また、2日目の夕方に設置が終了したとしても、コーキング剤(防水性を保つために隙間を埋めるもの)が乾かなければお風呂に入ることはできないため注意が必要です。
お風呂をリフォームする場合は次に自宅のお風呂に入れるまで最低でも3日かかると考えておきましょう。
トイレを交換リフォームする場合
トイレを交換する場合、作業は1日か早ければ半日で終了します。戸建の家に1つしかないトイレを交換するのであれば、作業にかかる時間をあらかじめ聞いておき、その間は外出しおくのも1つの方法です。
マンションなどで共用トイレがある場合は特に問題ありませんが、共用のトイレがない場合は、隣の住人に問い合わせたり、近隣でトイレが使える施設を調べたりしておくことをおすすめします。
危険物に注意
リフォームでは、工具や資材などが家の中に置かれます。そのため小さな子どもやペットがいる場合は特に注意が必要になります。たいていはリフォーム会社が対策を行いますが、ふとした際に、子どもが器具に触れて怪我をしてしまわないよう、バリケードを設置するなどの工夫をしましょう。
住みながらの工事はやっぱりうるさい?
「工事中は別の部屋にいるから心配ない」と考える方もいるでしょう。しかし工事によっては大きな騒音や振動が発生することがありますので、別の部屋にいても気になってしまうかもしれません。
リフォームでは、ある程度騒音を覚悟しておき、もし耐えられなかったときのために、どこに避難するかも考えておきましょう。
「住みながらリフォームしたい」という方は多くいます。一時退去という手間が省けるため非常に便利ですが、注意点もあるのでしっかり配慮することが大切です。また、小学生くらいの子どもがいる場合は、昼間は学校に行く時期を選んだ方が安心です。
「リフォームにどのくらい時間がかかるか」「住みながら工事してもらうことは可能か」などは、事前にリフォーム業者に相談するようにしましょう。