ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.99 分譲地内の場所ごとの特徴
分譲住宅は大きな土地(分譲地)を区切って、家を建てるものです。家がその土地の中のどの場所に位置しているかによって、生活の利便性などが変わってきます。
分譲地のどの場所に位置している家が自分たちの生活スタイルに適しているのか把握して、賢い場所選びをするようにしましょう。
ここでは、分譲地の場所別の特徴や、場所選びをする際のポイントなどをご紹介します。
分譲地一番手前
分譲地の一番手前の場所は、公道に面していることが多い場所で、外出が一番しやすい場所であると言えます。車移動の際にも、すぐに幅の広い道路に出ることができるので、車通勤をしている方などにとっては住みやすい場所であると言えます。
ただ、ゴミの収集をしやすいようにゴミ捨て場が目の前に設置されていることが多い場所でもあります。ゴミ出しは楽ですが、分譲地中のゴミが集まる場所でもあると言えるので、その点はデメリットであると言えるでしょう。
分譲地の一番奥
分譲地の一番奥の場所は、公道から一番離れたところに位置しているので、静かであるというメリットがあります。またゴミ捨て場が遠いので、家の目の前にゴミが溜まるということもありません(ただし、ゴミ捨ての際にゴミ捨て場まで歩かなくてはいけません)。
分譲地の端
分譲地の端は、マンションなどでいうところのいわゆる「角部屋」と同じようなメリットを持っています。家の片側が開けているということになりますから、窓から外の光を取り入れやすくなります。洗濯物も、隣に家がないほうにあるベランダなどに干すことで、乾きやすくなりますし、隣人の目を気にする必要がありません。
一般的な住宅がそうであるように、分譲住宅であっても「南向き」の分譲地の人気が高い傾向があります。北向きの分譲地に比べて1坪あたり数万円程度の差が出ることもありますので、分譲地を選ぶ際は、分譲地の向きについてもしっかり確認しましょう。
分譲住宅は土地と住宅がセットになっているものですので、住宅そのものの間取りや機能性だけではなく、分譲地がどこにあるのか、そして住宅が分譲地の中のどこにあるのかといった点にも注目する必要があります。
ここで紹介したことを参考にして、自分のライフスタイルに合った場所を選ぶようにしてください。
セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。