HOUSE MAKING Lab ハウスメイキングラボ

ハウスメイキングラボ(住宅コラム)

Vol.95 人気のキッチン間取りとメリット・デメリットまとめ

オシャレなキッチンで料理をしながら家族と過ごす日々、憧れますよね。

一方で小さい子どもがいる家庭では、キッチンは事故につながりやすい危険な場所でもあります。ママの使いやすさ、子どもへの安全性などの気になるポイントを抑え、自分にぴったりの間取りを選ぶことが大切です。

そこで今回は子育て世代に人気の3種類のキッチン間取りについて、メリット・デメリットをまとめてご紹介していきます。

 

アイランドキッチンのメリット・デメリット

近年もっとも注目されているのがアイランドキッチンです。四方が壁に接することのない完全に独立したキッチンであり、ひとつの島のようであることからアイランドキッチンと呼ばれます。

 

アイランドキッチンのメリット

・高級感があり、高いデザイン性から洗練された空間を演出できる

・壁に接しない分、作業スペースが広く動きやすい

・視界を遮るものがなく、子どもの様子をみながら料理ができる

・完全にオープンな空間であり家族との一体感を感じやすい

 

アイランドキッチンのデメリット

・ベビーゲートが取り付けにくく、キッチンに子どもが自由に入れるため危険が伴う

・オープンな空間だけに、いつも整理整頓を意識しないと洗練された空間が台無しになってしまう

・煙や油のにおいが部屋中に広がりやすい

・広いスペースがなければ設置できず、リビングダイニングの間取りとのバランスが重要

 

対面式のペニンシュラキッチンのメリット・デメリット

完全に独立したアイランドキッチンと違い、キッチンの片側が壁に接している対面式キッチンタイプをペニンシュラ(半島型)キッチンといいます。

対面キッチンとしてまずイメージするのはこのタイプではないでしょうか?

 

ペニンシュラキッチンのメリット

・キッチンへの動線が限られるため、ベビーゲートの設置などの安全対策を取りやすい

・リビングを見渡せるため、子どもの様子をみながら料理ができる

・コンロを壁に接することがほとんどであり、アイランドキッチンよりも油汚れやにおい対策がしやすい

・手元が見えにくいよう壁を設置できるため、水回りや収納への視線を遮ることができる

 

ペニンシュラキッチンのデメリット

・アイランドキッチンと比べると開放感はやや劣り孤立感を感じることも

・ダイニングへの動線が限られるため動きにくい

・広さの不十分な部屋の場合、対面式キッチンは部屋全体に圧迫感をあたえ狭く感じる

 

壁付きキッチンのメリット・デメリット

対面式ではなく壁につけた間取りのキッチンです。多くの住宅やマンションでみられる一般的な間取りのひとつです。

 

壁付きキッチンのメリット

・キッチンが壁の一部になるため、部屋を遮るものがなく広く感じる

・料理を運ぶ動線が圧倒的に短かく、子どもがお手伝いしやすい

・料理中に視界に入るものが少なく、集中して料理に取り組める

 

壁付きキッチンのデメリット

・料理中、子どもの様子が見えにくい

・仕切りがない分、子どもがコンロや収納に手を出しやすく十分な安全対策が必要

・キッチン全体が部屋から丸見えであり、来客時はとくに整理整頓に気を配らなければならない

 

子育て中は間取りに合った安全対策を

理想のキッチン間取りであっても、メリットだけでなくデメリットがあることを理解しておきましょう。

子育て世代はとくに安全面や衛生面への配慮が必要になります。どのタイプの間取りを選んでも、ガスコンロのチャイルドロックや収納扉にベビーガードをつけるなどの十分な安全対策が必要です。

セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。

  • 5年連続受賞 ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー
  • ZEHビルダー(プランナー評価:最高評価)
  • 7年連測受賞 SW工法の施工棟数全国ナンバーワン
  • 省エネ住宅(BELS評価:最高等級)

SNSでこの記事をシェアしよう!

  • facebook
  • LINE
  • twitter