ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.81 雨戸はこんなにも有能だった? 雨戸を設置して得られるメリット4つ
最近では雨戸を設置していない住宅も増えてきましたが、雨戸を設置することで得られるメリットが複数あるのをご存知でしょうか。
住宅を購入するとき、デザインや設計に目がいきがちですが、雨戸も大切な役割をしてくれているのです。
ここでは、雨戸を設置することで得られるメリットを4つご紹介していきます。これから家を購入しようと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
雨や風を防いでくれる
これは雨戸本来の役割ですが、雨や風を防いでくれることはとても重要です。
たとえば、台風などにより強風で物が飛んでくることがあります。雨戸がないと窓ガラスが直接ダメージを受け、窓ガラスが割れて家の中まで被害が及んでしまうかもしれません。
最近では竜巻などの自然災害も決して珍しくなくなりました。このため、雨戸があることで外からの衝撃を緩和してくれるという防護壁としての役割はとても重要で、大きなメリットとなるのです。
断熱効果に貢献
雨戸があることで家全体の断熱効果も高まります。ペアガラスなどの断熱効果のある窓ガラスを使っていたとしても、雨戸があるのとないのとでは寒さの感じ方も大きく違ってきます。
雨戸をしめることで、外気の影響を受けにくくなるため、暖房や冷房の効果を高め、省エネにも貢献してくれるのです。
防犯対策にもなる
雨戸を設置することで、防犯対策にもなるというメリットがあります。
雨戸がなく窓ガラス1枚だけだと中の様子が見えやすくなり、強度も劣るため、どうしても防犯性の面で劣ります。もちろん、割れにくい防犯ガラスもありますが、雨戸があると泥棒などに「この家は入りにくい家だ」などと思わせることができ、抑止力になっているのです。
また、プライバシー保護の面でも雨戸は大切です。窓ガラス1枚だけだと、家の中を簡単に覗き見ることができてしまいます。
長期不在になる場合、付近一体が寝静まったあとに外から侵入してくることも考えられます。その際、雨戸を閉めていれば、覗かれることはもちろん、外からの侵入しようとする泥棒などの意欲も阻害することができるのです。
防火の役割もしてくれる
万が一となり近所で火災がおきたときも、雨戸があれば防火の役割も果たしてくれます。
雨戸がないと炎の影響で窓ガラスが割れて、火が部屋の中に入ってきて延焼してしまうことが十分に予想されます。このため炎の影響を受けにくい雨戸は防火対策に効果的です。通常の雨戸より防火性能の優れた雨戸にすれば、より効果も高まるでしょう。
何かあってからでは遅いので、前もって対策をしておくことが大切です。
今回は雨戸を設置することのメリットを紹介してきました。雨戸と一言でいってもさまざまなデザインがあります。モダンなものから和風のものまであるので、家のデザインにあわせて考えてみるのもよいでしょう。
これから家を購入しようとお考えの方は、雨戸のことも含めて家選び、または設計依頼することをおすすめします。
セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。