ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.67 新築一戸建て住宅、内覧会でチェックすべきポイントは?
購入した一戸建てが完成前の住宅であった場合、建物完成後に「内覧会」がおこなわれます。お披露目会程度のようなものと思っている人も多いかもしれませんが、内覧会は入居までに住宅の状態をチェックできる最後のチャンスです。しっかり準備して、入居後に「こんなはずじゃなかった!」とならないように注意しましょう。
内覧会に持っていくと便利な道具
内覧会の所要時間は一般的に1時間半~2時間ほど。場合によっては延長できることもあるので、遠慮せずにじっくり住宅の状態をチェックするようにしましょう。
まず、内覧会に持っていくと便利な道具をいくつか紹介します。
■メジャー
施工面のサイズを測る際に役立ちます。
■ビー玉
床面が水平になっているか確認するときに役立ちます。
■カメラ
気になるところを撮影するために必要です。スマホのカメラでも大丈夫です。
■懐中電灯
棚や収納スペースの奥、床下や天井裏などのチェックの際に役立ちます。また、内覧会の段階では電気が使えない場合もありますし、夕方以降の内覧会や窓のない部屋の確認の際などにも重宝します。
■手鏡
正面から見ることができない場所の確認ができます。
■暑さ、寒さ対策ができるもの
冷暖房が使えないことがあるので、暑い時期であれば飲み物やタオル、寒い時期であればカイロやマフラーなど、暑さや寒さ対策ができるものを用意しておきましょう。
内覧会で特に注目すべきポイント
内覧会で特に気を付けておきたいポイントは以下の通りです。
図面通りになっているか
図面をチェックしながら、住宅の間取りや設備の位置が図面通りになっているか確認しましょう。
収納や窓、扉などの「サイズ」のチェック。また扉の開きの向き、コンセントの有無や位置なども確認しておくようにしてください。
もし図面と違う点が見つかった場合はすぐに担当者に伝え、修繕してもらうようにしましょう。
施工精度が充分か
床が傾いていたり、建具が曲がっていたりなど、図面との比較では確認できない部分についてもしっかりチェックしてください。また、壁紙のふちがめくれていないか、柱やドア枠が垂直になっているかなどもチェックしておきましょう。
扉や窓がスムーズに開閉できるか
ドアや窓など、動くことが想定される部分がスムーズに動くかどうか、実際に開け閉めするなどして確認しましょう。反対に、ハンガーパイプや階段の手すり、配管の固定部分などの動いてはいけないものが動かないかどうかのチェックもおこなうようにしましょう。
内覧会は入居前に住宅の状態をチェックし、修繕をすることができる最後のチャンスです。内覧会で気になる点を見つけたら、遠慮せずに担当者に質問したり、修繕を依頼したりしてください。また、自分だけでおこなうのが不安であれば、専門家に同行してもらい一緒にチェックしてもらうという方法もあります。
入居後に不具合を見つけても、生活によって生じたものとして無料の修繕をおこなってもらえないケースも多いので注意してください。
内覧会へ行くことになったときは、ここで紹介したことを参考にして、後悔のないマイホームを手に入れましょう。
セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。