ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.57 子育てしやすい街を選ぶには?子育てしやすい街の特徴
一生に一度の大きな買い物である家。購入・注文するなら暮らしやすい家を選びたいものです。しかし、家だけ選ぶのでは不十分かもしれません。特にお子さんがいるご家庭では、子育てしやすい街や環境を選ぶ必要があります。
ここでは、子育てしやすい街の特徴についてご紹介します。
自治体による支援が積極的
自治体によって、子どもを産みやすく育てやすい環境を作ろうとさまざまな取り組みが行われています。たとえば、妊娠から出産時の期間に自治体独自の助成金が受けられたり、育児補助の助成金が受けられたりと、子どもを妊娠したときから支援が始まる自治体もあります。助成金の数やその期間の長さは、街がどのくらい積極的に子育て支援を行っているかを測る目安と言えるでしょう。
助成金の他にも、「公園がしっかり整備されている」「子どもが遊べるキッズルームが公共施設に設置されている」なども子育て支援と言えます。こういった街の設備が整っていることも大切です。
保育所の数が十分で待機児童が少ない
近年では共働きを選ぶ家庭が多数派になっています。このため、子どもを預かってくれる保育園や施設がどれくらいあるかも子育てのしやすさにつながります。
保育所の数が足りており待機児童が少ない地域では、復職しやすく子育てしやすい街と言えます。ただ、待機児童数が少ないということが必ずしも保育園に入りやすいわけではありません。入園倍率も関係してきますので、「保育園を利用しやすい街かどうか?」は候補となる街の役所の窓口や保育園などに質問してみることをおすすめします。
豊かな自然環境と医療施設の充実
子育てをするとなれば、子どもたちの生活環境は気になるものです。のびのびと健やかに育ってもらうためには、きれいな空気や自然を肌で感じられる遊び場が必要です。子育てしやすい街には、近くに緑豊かな公園があるもの。お休みの日には多くの親子が遊んでいるでしょう。
また病院が近くにあるかどうかも大切です。小さいうちはさまざまな病院に通うこともあるかもしれません。子育てしやすいと言われる街の特徴としては、大きな総合病院や小児科や耳鼻科など、子どもが頻繁に利用すると考えられる医院が点在していることが挙げられます。
都市機能が充実している
学校や図書館、またそれを結ぶ交通機関や道路状況なども、子育てしやすい街には欠かせません。子どもがよく通る道の歩道が広くガードレールが設置されている場合は子育てに向いている街と言えます。
また家から駅までの間や、周辺環境の最寄り駅にスーパーや商店街などがあるか、暗く治安の悪い場所がないかを確認しましょう。治安が良く、活気のある街は子育てしやすい街と言えます。
子育てしやすい街には、子ども向けの設備だけではなく、子育てをする家庭を対象とした支援や、子育てしやすい環境を作るための協力体制があるものです。この3つの点を意識して、確認してみることをおすすめします。
また、子育てガイドブックが配られている自治体もあります。家を購入・注文する街を選ぶ際は自治体に赴いて、子育てに関する情報がまとめられた資料の有無についても確認してみましょう。
セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。