ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.5 家族のコミュニケーションのきっかけ?「リビング階段」とは
マイホームの建築や購入を考えられている方の中には、リビング階段を取り入れるかで迷っている方もいるのではないでしょうか。
家族と顔を合わせる機会を増やせることで注目を集めつつある リビング階段について、今回はそのメリットと注意点について紹介します。
リビング階段とは
リビング階段とは、名前の通りリビングやダイニングなど家族が集まる居室スペースに階段がある間取りのことを指します。一般的に玄関や廊下の近くに設ける階段とは異なり、階上に行くためには必ずリビングを通らなければならないのが特徴です。
リビング階段のメリット
広く見える視覚効果
リビング階段を設けた場合、通常廊下として利用しているスペースもリビング内に取り込んでいます。そのため、広々としたスペースから開放的な印象を受けることでしょう。また居室空間にアクセントを与えてくれるため、オシャレな演出となります。
家族のコミュニケーション
リビング階段を採用される方々が最もよく理由に挙げるのが、家族のコミュニケーションを取りやすくするためというものです。
実際に子どもが学校から帰ってきて、2階の個室に行く際には家族のいるリビングを通る必要があります。そのため、あいさつを含めたコミュニケーションを取りやすい環境だと言えるでしょう。子どもさんを表情や雰囲気を見ることができるため、コミュニケーションを生み出すきっかけになります。
風通しや日当たりが良くなる場合もある
リビング階段と一緒に吹き抜けなどを設けることによって、階上の窓から日光や外気を取り込むことができます。リビングをより明るく、より落ち着ける空間にすることができるでしょう。
リビング階段の注意点
寒さ対策
リビングに階段を取り付けることで、階下の熱が上へと逃げてしまうことがあります。避けるためには、階下部分にドアやカーテンといった仕切りを設けることをお勧めします。
ただ住宅の断熱性や気密性が高い場合には、それほど注意すべきポイントではありません。リビング階段がある家を住居にする場合は、住宅の断熱性と気密性をしっかりと確認しておくことが大切です。
リビング階段は、家族とのコミュニケーションを取りやすくしてくれます。他にも敷地が狭い場合でも設置できるという利点があります。設置する際、廊下のスペースを考慮せずにすむからです。
家全体の間取りのバランスを重視して、リビング階段を設置するかどうかを判断することをお勧めします。
セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。