HOUSE MAKING Lab ハウスメイキングラボ

ハウスメイキングラボ(住宅コラム)

Vol.43 片付けやすい住宅を作るには?間取りと収納が大切

一生住むと言っても過言ではないマイホーム。いつもきれいで、物が整理整頓された状態で生活したいと思うことでしょう。

きれいな状態の家を保つためには、「片づける習慣や、優れた収納能力が大切!」などと考えてしまいがちですが、実は家を建てる段階で、片づけやすい住宅になるかどうかが決まります。ここでは、片づけやすい住宅づくりのポイントをご紹介します。

短い動線がポイント

No043_img01_600x400収納は“動線”に大きく影響を受けます。動線とは人が家の中で移動する経路のことで、物を片付ける際はこの動線を「いかに短くできるか」「無駄な移動や動作をなくせるか」がポイントになります。そして動線を大きく決めるのが間取りです。間取りによって、日々の家事を効率的にこなせるようになります。

 
ただ間取りだけではなく、作業をする各部屋において十分な作業・収納スペースも重要だと言えるでしょう。快適に暮らすためには、その住宅で生活する行動パターンに沿った間取りや収納を設定していくことをオススメします。

 

例えば、リビングで着替えをする習慣のある人は、離れた自分の部屋や寝室にたんすを設置してしまうと、片づけるための動線が伸びてしまい、やがてリビングの床やソファに服が山積みになってしまう恐れがあります。

ほかにも、食材を保管するパントリーを作る場合は、玄関からキッチンまでの間に作ると、片づけやすくなり、また取り出しもスムーズになります。毎日行う調理ですから、できるだけこの動作を最短経路で行えるようにすることで収納のストレスを減らすことができるでしょう。

収納に柔軟性を

No043_img02_600x400整理整頓できる家、片づけられる家を目指すには、家族の暮らし方や部屋の使い方に合わせられるような、柔軟性のある収納を考える必要があります。

洗面所を例にあげましょう。洗面所は手洗い歯磨きなど家族全員が使う場所である上に、洗面所はお風呂場・脱衣所と隣接していることが多く、複数の目的で人が行き来する場所になります。このため、洗面所が狭かったり収納スペースが少なかったりすると、動線を何度も行ったり来たりすることになります。隣接する脱衣所も広いスペースを確保できないため洗面所と合わせて収納の工夫をしましょう。

洗面所にはハンドタオルや歯ブラシや歯磨き粉のストック分くらしか収納していない、あるいはできないという方が多いのではないでしょうか?それでは収納の面で優れているとは言えません。先で述べたように、洗面所は脱衣所やお風呂と隣接していることが多いため、ハンドタオルだけでなくバスタオルやパジャマ、または洗剤や雑巾なども収納できることで、洗面回りの利便性が増します。



このように、そのスペースで何をするか、隣接するスペースで何をするかなども考えることが大切になります。洗面所であれば、洗面所で使用するもの、出し入れするものを収納できるように洗面所の広さや洗面台などを考えましょう。

片付けられる家を作るには、動線を考えた間取りや、収納スペースの確保が重要になります。タンスを買って後から足すということも可能ですが、最近では地震の被害を考慮して、収納家具を作り付けするケースも増えています。ぜひ、リフォーム業者に相談しながらいろいろ検討してみましょう。

セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。

  • 5年連続受賞 ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー
  • ZEHビルダー(プランナー評価:最高評価)
  • 7年連測受賞 SW工法の施工棟数全国ナンバーワン
  • 省エネ住宅(BELS評価:最高等級)

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