HOUSE MAKING Lab ハウスメイキングラボ

ハウスメイキングラボ(住宅コラム)

Vol.34 「2階リビング」のメリットと注意点

リビングは一家団欒したりお客様を迎えたりなど、活用される機会が多く、人がいる時間も長い場所です。そのような大切な空間であるリビングを2階に配置する家が増えてきました。ここでは、2階リビングを配置する際のメリットと注意点をご紹介します。

2階リビングのメリット

光が入りやすく明るい

No034_img01_600x4002階は光が差し込み易いため、十分に採光を得ることができます。日当たりが良く、明るいリビングを創り出せるのは大きなメリットです。

また、ゆとりのある高い天井を設け、高さのある窓や大きな窓を設置できます。高窓や天窓を設置すれば太陽光をより一層取り入れることができ、風通しもアップしますよ。


開放感を得やすい

周囲の環境にも影響を受けますが、2階リビングは視点が高くなるため眺望が良くなります。外からの視線を気にせずに、遠くの景色や近隣の緑を楽しむことができます。

屋根の形状を活かした空間が作れる

屋根の形状を活かして、天井の高いリビングを作ることができます。このためロフトを取り入れやすいというメリットがあります。2階リビングは使いやすいロフトスペースと合わせて大きなメリットとなるでしょう。

プライバシー保護効果が得られる

1階リビングは、道行く人や近隣から見られてしまうという欠点があります。しかし、2階リビングならばカーテンや窓を開け放していても、視線や生活音が気になることもないでしょう。

耐震性が増す場合もある

家のプランニングによって変化しますが、2階リビングにすることで、1階に子供部屋などの個室を配置することができます。このため、1階に壁や柱が増えて家のバランスが良くなり、家の構造が安定します。

2階リビングの注意点

夏場の暑さ

2階建ての2階リビングの場合、夏場は暑くなりやすい特徴があります。しかし、風通しを重視した窓を設置したり、天井に大きな窓を設置することで暑さを緩和することができます。また、日差しが強い時間はカーテンでしっかり遮光するなどの対策を取ると良いでしょう。

1階の対応が億劫に感じる

2階にリビングを設置すると、1階玄関での対応が億劫になる恐れがあります。また、庭に出る機会が減ってしまうこともあります。そうしたときには2階リビングにインターフォンを取り付けて来客の対応を2階できるようにすることも1つの方法です。また注文住宅を考えている方は、家の外に階段を設置して、2階に玄関を持ってくるのも良いでしょう。

1階の様子が分かりにくく、防犯面が心配

No034_img02_600x4002階リビングにすれば、自然と2階にいることが長くなります。このため「もし不審者が1階に侵入した場合、気づきにくい」という不安が生まれることもあるでしょう。玄関や窓のキーシステムなどを工夫し、2階で施錠忘れなどが確認できるように対策をすると、不安が解消されるはずです。


一家団らんの場となるリビングですから、後悔のないように慎重に作りたいものです。最近では、子どもとのコミュニケーションを意識して、階段をリビングに設置する方もいます。リビング階段を設置することで、子どもが自分の部屋などに移動する際にリビングを通るようになります。そのため、自然と家族間のコミュニケーションの機会が増えると言われています。

 
ここでご紹介したように、2階リビングはさまざまなメリットがあり、年間を通して暮らしやすい空間を得ることができます。家を建てる・選ぶ際は2階リビングを検討してみてはいかがでしょうか?
 

セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。

  • 5年連続受賞 ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー
  • ZEHビルダー(プランナー評価:最高評価)
  • 7年連測受賞 SW工法の施工棟数全国ナンバーワン
  • 省エネ住宅(BELS評価:最高等級)

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