ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.30 「ビルトインガレージ」とは?メリットと注意点
家を購入するとなると、車を所有している方であれば駐車スペースが気になるところです。ただ、外に駐車スペースを設けるのではなく、建物内部を駐車スペースとするビルトインガレージをご存じでしょうか?
ここでは、ビルトインガレージのメリットと注意点についてご紹介します。
ビルトインガレージとは
建物の内部に駐車スペースを設けた構造のことを指します。
住居とは別の場所に、屋根と壁のある車庫を設ける場合もありますが、それはカーポートと呼ばれ、分けて考えられています。
ビルトインガレージを設ける目的として以下の3つが挙げられます。
- 車やバイクの整備をするスペースにとして使用すること
- 趣味のスペースとして使用すること
- できるだけ居住スペースの近くに車を置くこと
ビルトインガレージのメリット
1階部分に車庫を設ける合理的な設計のビルトインガレージには、以下のようなメリットがあります。
居住スペースに荷物を運びやすい
ガレージと居住スペースとをつなぐドアがあれば、雨が降っていても濡れることなく荷物を運び入れることができます。車から出るときに傘をさす必要もありません。
車を悪天候から守れる
ビルトインガレージを設けることで、壁や天井で囲むことができるため、雨風などから車を守れるというメリットもあります。雪や台風、潮風の影響を受けやすい地域では効果的だと言えます。
収納や趣味の場に活用できる
DIYなどのような「広いスペースを必要とする」「汚しやすくゴミがでやすい」趣味を持つ場合には、このビルトインガレージは良いスペースとなるでしょう。壁などに工具を収納できるので管理もしやすくなります。
防犯対策になる
壁とシャッターを設ける余裕があればに囲まれたガレージは、いたずらや盗難の心配もなくなります。また、シャッター付近に防犯カメラを付けることで、高い防犯対策となるでしょう。
ビルトインガレージの注意点
ビルトインガレージでは、ガレージの広さや敷地の広さによって、居住スペースを2階などに上げなくてはいけません。また、スペースに余裕がないと駐車が難しくなる恐れもあります。そうしたときには、ガレージに十分なスペースを確保することが大切です。
また密閉された空間に車を出し入れするため、排気ガスが溜まりやすい傾向にあります。
趣味としてペンキなど薬品を扱う方などは、換気にも注意しましょう。大型の換気扇をつけたり、換気窓を多めにつけたりすることをおすすめします。
ビルトインガレージはガレージとしての使用方法だけでなく、他にもさまざまな活用方法があり、とても魅力的なものです。マイホームを探したり建てたりする際には、ビルドインガレージを1つの選択肢にしてみてはいかがでしょうか。
セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。