ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.23 不動産査定のポイントを理解し納得のいく売却を
不動産を売却するなら、できるだけ高額で売却したいと考えるのは当然のことでしょう。買い替えの場合は、特に多くの資金を調達したいものです。また気に入った買い替え物件を既に見つけている場合は、売却のスピードも重要な要素になります。
まずはじめに不動産の売却額に大きく関わってくるのが査定。もちろん市況動向や相場の動きなどによって、査定通りの価格で売却できるとは限りませんが、重要なポイントの一つとなります。
今回は、不動産の査定に関するポイントについてまとめました。
売却予定の不動産の相場を知る
不動産を売却する際は、いくらで売り出すのかを決める必要があります。そのためにも、まずは不動産の相場を知っておいたほうが良いでしょう。
国土交通省が発表している「土地総合情報システム」はオススメのサイトです。実際の取引価格などが掲載されているため、信用度の高い情報になっています。
複数社の売却査定を受ける
会社によって査定の基準が異なるため、売却価格の査定は複数の会社に依頼することが大切です。ホームページなどで複数の簡易査定を受けた後、査定金額や会社の対応などから判断して利用する会社を絞っていきましょう。
ある程度利用する会社を決めた後、より正確な金額を査定してもらうためにも訪問査定を依頼すると良いかもしれません。
訪問査定の際には部屋を綺麗にする
訪問査定では、実際に不動産業者の方が売却予定の物件に訪れます。その際、部屋をできるだけ綺麗にしておくのも重要なポイントです。部屋が汚れていたり、設備に不具合があったりすることがマイナスの評価につながることもあるからです。
アピールポイントを用意する
不動産の査定を行う際、売りたい不動産のアピールポイントを用意しておくことも大切です。査定を行う不動産業者も実際に物件を見て、或いは過去の取引事例から、ある程度評価に繋がるポイントを把握していますが、売主が実際に住んでいて感じるアピールポイントは、不動産業者が気づかないこともあります。以下の項目は査定金額を上げるポイントになる可能性があります。
- 最寄り駅からの距離
- 周辺環境などの立地条件
- リフォームや利用状況
- 日照時間
売却価格の内訳を把握する
不動産の売却価格を設定するためには、どんな費用が含まれているのか理解しておくことが重要です。主に以下3つの費用が含まれます。
税金
不動産を売却する際に発生する税金は「印紙税」「抵当権抹消登記の免許税」「不動産譲渡所得税」です。印紙税は印紙の代金のことを指します。抵当権抹消登記の免許税は、売却する不動産が抵当権に設定された場合のみ発生します。また不動産譲渡所得税も、売却益が生じた際に支払う税金です。
不動産業者に支払う仲介手数料
仲介手数料は不動産売却の際、不動産業者に支払う成功報酬です。仲介手数料は法律によって金額の上限が定められていますので、仲介業者から提示された金額にはしっかりと目を通すほうが良いでしょう。
一括繰り上げ返済の手数料
売却時に住宅ローンが残っている場合には、一括繰り上げ返済を行うことになります。その際、ローンの金額とは別に手数料が発生します。金額は金融機関によって異なりますが、およそ3000円~5000円程度です。
不動産の売却には労力を要します。できるだけ高額で売りたいと思うのは当然の流れでしょう。不動産を少しでも高く売るためにも、今回紹介したポイントを参考にして査定金額を上げる工夫をしていくと良いはずです。
また買い替えや相続などで、不動産をすぐに現金化したい方や近隣の方に知られずに売却したいという方にとっては、買取を行っている業者を利用することも好手だと言えるでしょう。
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高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。