ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.9 マイナス金利とは?住宅は買い時、ローンは借り換えのタイミング!
日銀(日本銀行)は、2016年1月にマイナス金利の導入を決定、そして翌月導入されました。日本で史上初めての出来事に金融業界だけではなく住宅業界にも影響が生じています。
マイナス金利と聞くと、なんとなく嫌なニュースだという印象を持たれる方もいるかもしれません。ですが、住宅ローンなどに関してはメリットになることもあるのです。
今回は、マイナス金利とは何か・住宅ローンに関する話に焦点をあてました。マイホーム購入を検討されている方は是非ともご参考になさってください。
マイナス金利とは
私たちが普段利用している銀行にお金を預けると、その金額に応じて利子というものが付きます。通常の場合、預けている金額が少しずつ増えていきます。しかしマイナス金利は反対でお金を預けていると、その金額に応じてお金を銀行に支払う必要がでてくるのです。
しかし、これは各金融機関と日銀の間における金利の話です。我々が実際に利用している銀行や金融機関の利子がマイナスになるという訳ではありません。
マイナス金利はどう作用する?
それではマイナス金利は、何のために導入されたのでしょうか。都市銀行・地方銀行・信用金庫といった金融機関では、利子がつくどころか支払う必要がでてきます。そうなると、銀行としてはお金を日銀に預けておくよりも企業などに貸し出して金利収入を得たり投資に回したりしようという考え方になるのです。
結果的にお金が市場に出回って、企業などの賃上げを後押しし、好景気の流れをつくることになります。それがマイナス金利導入の目的であり、狙っている作用になります。
なぜ住宅ローンがお得?
マイナス金利導入で住宅ローンの金利も下がりました。近年にない急落といえる状況です。そのため、住宅の購入を検討されている方にとって買い時だと言えるでしょう。
ただし、金利の低下に伴い住宅ローンの利用者が急増しています。金融機関によっては手続きの期間が、通常よりも大幅に長くなっていることもあるので注意が必要です。
住宅ローンの借り換え
すでに住宅ローンを利用されている方は、借り換えを検討されても良いかもしれません。金利が低下しているために返済額を削減できる可能性があります。ただし、借り換えを行う際には事務手数料や保証料といった諸費用が必要です。事前に借り換えを行う場合の金額を計算しておくことをオススメします。
マイナス金利が導入されたことで、住宅ローンに関するメリットが今までにないほど大きくなっています。各金融機関も、特典やサービスを前面に押し出して利用者を集めようと躍起になっています。こうした状況を鑑みて、上手に住宅ローンを利用されてはいかがでしょうか。
セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。