ハウスメイキングラボ(住宅コラム)
Vol.91 防犯性の高い住まいを作る!押さえておきたいポイント
家を建てる際には、生活しやすい空間を作るために間取りやデザインなどをしっかり検討することが重要ですが、それと同じくらい、防犯性についても考慮しておく必要があります。防犯性が低くては、いくら生活がしやすくても安心してくつろげる住まいであるとは言えません。
ここでは、家族が安心して生活することができる防犯性の高い住まいづくりのポイントをいくつかご紹介します。
防犯ガラスにする
空き巣の侵入経路のひとつに窓があります。窓はいくら鍵をかけていても、ガラスを割って手を入れることで外から鍵を開けることができます。つまり窓がもろくては、いくら玄関や窓を施錠しても、空き巣に簡単に入られてしまうということです。
窓に防犯フィルムを貼るという方法もいいですが、より安心して生活するには窓そのものの防犯性を高めることが重要になります。
窓を防犯ガラスにしておくことで防犯性を大幅に高めることができます。防犯ガラスとは、2層のガラスの間にシートを入れることで、割れにくい構造になっている窓ガラスのことです。空き巣対策になるのはもちろん、仮に割れたときもガラスが飛散しにくくなっているので、台風などの防災対策にもなります。
防犯ガラスに防犯フィルムを貼ることで、住宅の防犯性も格段に高くなってくれるでしょう。
広角カメラがついたインターホンを設置する
空き巣はその家に人がいるかいないかを確認するときに、あえて家のチャイムを鳴らすことがあります。その場合、空き巣は住人が在宅しているときに備えて、できるだけインターホンカメラの死角に入ります。ですので、インターホンに応じて画面を見ても、玄関先には誰もいないように見えるのです。
チャイムが鳴ったのに玄関先に誰もいなければ不安ですし、後々空き巣被害に遭ったときの犯人の手掛かりも残りません。そのような事態を回避するのに有効なのが、広角レンズを利用したインターホンカメラです。
従来のインターホンカメラでは死角になっていた場所もしっかり映し出すことができ、怪しい人間の存在を見逃すことがありません。身を隠すようにインターホンを鳴らす人間がいればその特徴をチェックして、後から警察に届け出ることも可能です。
広角カメラへの変更は機器の交換だけの簡単な工事ですので1日で終わります。インターホンのカメラを広角のものにして、住宅の防犯性を高めましょう。
手入れの行き届いた印象の住宅にする
空き巣に狙われやすい住宅の特徴に、庭や住宅の外壁への手入れがされていないというものがあります。同じ分譲地に建った同じ外観、構造の家でも、空き巣被害に遭いやすいものと遭いにくいものがあるのも、住宅の持つ印象によるものです。
庭が整然としていて、外壁や窓のメンテナンスが行き届いている住宅は空き巣も入りにくいと思う傾向があります。空き巣が下見に来たときに、入りにくいという印象を抱かせるには、庭や外壁などをしっかり管理し、手入れの行き届いた整然としている住宅にすることが重要なポイントになります。
窓の位置が隣家との間に位置していたり、逆に道路から覗ける位置にあったりするなども、空き巣が侵入しやすい住宅の特徴です。窓の位置や住宅と道路との位置関係などもしっかり確認しておきましょう。
住宅を選ぶ際はここで紹介したことを参考にして、防犯性の高い住宅を選ぶようにしてくださいね。
セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。